お酒と蕎麦

LAST UPDATE: 2001/1/10

雪国やまがた銘酒蔵巡り
蔵巡り三日日 『羽陽錦爛』 後藤康太郎酒造店 2000/2/11


SUB:森高に女児誕生
CC:

月桃です。

Subjectの件は,実は私はニュースを見てない(^^;
朝起きて,ニュースでやっていたと聞いたものの,その後出かけたからです。

今日も山を越えて,酒蔵見学に行きました。
113号線を七ヶ宿ダムを越えたところのトンネルから,とたんに雪景色でした。
宮城は全く雪は無いのですが,山形側は圧雪状態。
新品のスタッドレスが初めて役に立ちました。
ブレーキはABSもあって,スリップは感じませんが,アクセルをオンすると途
端にドリフトする感覚が冷っとしますね。(^^;

今日の酒蔵は高畠の羽陽錦爛。
看板も何もないので,発見するのに時間がかかりました。
地図がまたいい加減で,T字路を曲がるのに直進に書いてあるので騙されまし
た。
雪の田んぼの中の道沿いにある蔵です。
何代めか判らないくらい続いているらしいです。370年前には酒屋だったそうな。
新中野式の堅型精米機があったのには感心。
これ,3000万くらいするそうです。
普通は小さい蔵は,精米屋に委託するんですよね。
蔵元の意気込みが感じられます。

糠は白糠,赤糠と,精米の段階によって分けられています。
純米や吟醸用の精米の後には,大量の糠が発生する訳ですが,昔はシンコとして
菓子原料に売れたそうですが,最近では安い外米が輸入されているため,
金を出して引取ってもらうのだとか。

見学の最後にヤブタから搾ったばかりの槽口(ふなくち)のお酒と,YK35の吟醸酒を
利かせてもらいました。YK35はタンクの違う2種類。

ここの漬物がとても美味しかったです。
私は普段漬物を食べませんが,とても洗練された味で感心しました。
青梅のカリカリ漬が,色鮮やかな緑で,かりっとした食感も良いのですが,こ
の漬け方にコツがあるんだそうです。

なんでも,梅の取り入れ時期と,漬け込んだ砂糖水の処理がポイント。
梅と砂糖があると,野生酵母が発酵して,梅を柔らかくしてしまうんだそうで
す。梅から泡が立っている間は,毎日漬け水だけを取り出して,60度の加熱殺
菌を行うんだそうです。
これで発酵を押えて,かりっとしたままの青梅漬けが出来上がるんだそうです。
とても手間がかかって大変そうです。


この蔵では昭和40年頃まで,ワインも下請けで造っていたことがあるんだそう
です。でもワインは汚れ仕事で大変だから,二度と作りたくないと言ってまし
た。

ワインの赤い色が服に付くと落ちないし,酸で手も荒れるんだとか。
しかも生ものなので,その日に入った葡萄は,その日のうちに全部処理しない
と,勝手に発酵してしまって使え無くなるため,夜遅くまで働くとか。
葡萄にショウジョウバエがたかって,そのまま混じってしまうというのは,ち
ょっと汚い話ですね(^^;
もちろん,そのまま絞るそうです。

苦労して作ったデラウェア(種無しの甲州ぶどう)のワインは3年も持たなくて,
当時はウィスキーの増量剤として使われたとか。

それに比べると日本酒は穀物の米で造っているので,処理量の調整は楽だし,
汚れないし,手もすべすべになるんだそうです。

今日の蔵で,もう一点面白かったのは,発酵タンクの蔵が静かだったので,酵
母が発酵する音(泡の音)が,ぷちぷちと聞えたことです。
囁くような音と,ゆっくり対流する感じが,お酒は生き物だという言葉を実感
させてくれました。


今日の見学者は9人。一組は樽平でも会った人達とその友人の女性達。
中年夫婦二組。この片方はちょっと偉い人なのか,奥方がザーマスオバサンっ
ぽかった。旦那は静かな人だったが。
高木酒造の見学に行ったと言ってたが,ということは酒販店あたりに顔が利く
ような立場の人なんだろう。(十四代の高木は一般客の見学は受け付けない)
知ってて,わざわざ簡単なことを質問したりしてるようで,あまり良い感じが
しなかった。(私は,だけど)
お付合いのために,質問しているって感じかな。良く言えば社交的なのかもし
れないが,愛好家ばかりなんだからさあ。

他のお客さんが帰った後も,蔵元と話したりしてて,さらに明後日行く蔵の場
所を確認しに行ったりしたら,帰り道は真っ暗。
いくときは銀世界で眼が痛くなりましたが,帰りは凍結の心配で緊張しました。
七ヶ宿からこっちは乾燥してて,飛ばして帰って来ましたが,やっぱり疲れた
かな。


では。

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     月桃 sannin
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